■ 講師
吉原ひろこ(食育研究家・料理研究家)、堀江ひろ子(料理研究家・栄養士)、浜内千波(料理研究家・栄養士)、坂本廣子(食育研究家・料理研究家) |
■ 開催場所
平成18年11月14日(火):広島県呉市 呉森沢ホテル |
好き嫌いの多い子どもへの指導方法や調理法についてのディスカッション
子どもたちの未発達な味覚について考えよう <浜内氏>![]() 子どもたちは何が苦手なのか? 何が子どもたちの味覚を発達させるか? ということを考え、野菜を星型に切ってみるなど見た目の楽しさの演出や、味覚の“組み合わせ”を工夫してみるなど、はじめからすべてをパーフェクトにすることを目指すのではなく、根気よく、総合的に長い目で見て取り組んでいけるといいですね。 |
ほめることで苦手意識をなくす <神奈川県・小学校教諭>![]() |
育てる喜びから食べる意欲を引き出してみる<堀江氏>![]() 自ら実際に体験することで、野菜がどう育ちどういう状態でとれるのかということも楽しみながら学べるのではないでしょうか。小松菜やほうれん草といった野菜なら育てるのも簡単です。学校での栽培が難しいようでしたら、保護者の方にお家でこんなことをしてみるのはいかがですか、と提案してみるのもよいかもしれません。 |
子どもたち自身に嫌いなものの克服法を考えさせる<吉原氏>![]() どうしたらいいか話し合ってみて、と生徒たちに投げかけるんです。すると「こうやったら食べられるよ」「自分の家ではこうやってもらったよ」という意見が出てきて子どもたち同士で励ましあう。先生から一方的に食べなきゃだめ、と言い続けるよりは効果があがりましたね。生徒たちの仲間作りをしながら、好き嫌いをなくすという方法も試してみる価値はあると思います。 |
実践に結びつく学習のモチベーションを引き出す<坂本氏>![]() 聞いている子どもたちは、そういうことを答えておかないとまずいのかな、と思って模範解答の感想文を書くことも多いみたいです。でも、文章上で約束してみるものの実際には食べられないし、食べようとは思っていないことも。結局、指導する際に受け手の子どもの気持ちになりきれてないケースが多いのかもしれません。子どもたちが自分から変わろうと思う気持ちを引き出せなかったんじゃないでしょうか。 子どもはおしつけられるのが一番嫌なんです。たとえ好きなものであっても、同じものを胸が悪くなるほど食べたら、自分自身で加減がわかるようになりますよね。「実践に結びつくような学習のモチベーション」これを引き出すことです。子どもは何に感動するか? 何かを知った喜び、何かが出来た喜び、それを自身が感じること――単純に覚えさせることや、間違いだと教えおさえつけて変えようとする力とは正反対のものではないでしょうか。いま一度、生徒の気持ちにたちかえってみることも大切ではないかと思います。 |
食の指導についての取り組みや工夫についてのディスカッション
自分の言葉・視点で書くことを心がけよう<吉原氏>![]() 最近では、ブログ版の給食だよりを作っているという若い先生や、がんばって管理職の先生と交渉し、給食だよりをカラー刷りで出している先生もいらっしゃって、その効果をもっとあげようと努力し実を結んでいる学校もたくさんあります。 |
給食だよりで生産者を紹介 <埼玉県・栄養士>![]() おたよりは月2回発行しており、とりあげた食材についての情報などを中心にまとめています。「ふるさと給食月間」というコーナーがあり、地元の市のお米を使っているので、稲刈りの様子などを伝えたりしています。配布はカラープリンターで印刷し、各学校で増刷してもらっています。 |
おにぎりで残菜ゼロをめざす<東京都・小学校教諭>![]() いま、全国的に「おにぎり部隊」というのが流行っているそうです。ごはんが残ったクラスに調理員さんが赴き、おにぎりを作るというものですが、そういった取り組みから、残菜ゼロを目指している学校も多くあると聞いています。 |
“ファイリングノート”のすすめ<吉原氏>![]() |
子どもたちに食に対する興味を持たせる試みについてのディスカッション
キャラクターで子どもたちに興味を持ってもらう <大阪府・栄養士>![]() そういう子どもたちを励まそうと7:00までに起きる子を“早起きセブン”、8:00までに朝ごはんを食べようとするのを励ます子を“もりもりエイト”、と2つのキャラクターを作りました。健康指導をさせるときに登場させてみんなを励まします。いろいろなキャラクターを作ってやっています。 |
子どもの心を捉えるキャラクター作りを <吉原氏>![]() 子どもたちのほうが諭してあげられるようなキャラクター作りをして、生徒たちが「こうやったら食べられるよ」と人形に教えてあげたり、「がんばって食べられるようになってね」と励ますんです。 そのキャラクターを通じて、食べられない子を応援してあげられますよね。人形や紙芝居など形はいろいろでしょうが、指導の際、そこに登場させる主人公のキャラクターについても一考の価値があるのではないでしょうか。 |
子どもたちが、自ら涌き出る興味を引き出したい <東京都・小学校教諭>![]() 劇の内容は、元気な子、元気のない子の弁当箱のお話しなど。世界の食糧事情もとりこもうかと思っています。子どもたちに劇を披露したあとでは、給食の残菜が減るなどの効果がみられました。 |













