『ごはんで給食メニュー講座』第2部では、料理研究家の堀江ひろ子先生(神奈川県川崎市・ホテルケイエスピー/大阪府堺市・ホテル第一堺)、浜内千波先生(兵庫県神戸市・神戸メリケンパークオリエンタルホテル/東京都江東区・ホテルイースト21東京)を講師にお迎えし、学校栄養職員の方々向けにレシピ実践編が行われました。両先生のメニューは、いずれも米飯給食に合うように工夫されたものばかり。調理を詳しくガイドした後は、試食タイムで実際に味わっていただきました。参加者の皆さんは、メモを取りつつ何度もレシピを確認されていました。ここで得た様々なヒントは、それぞれの給食現場で生かされていくはずです。

 堀江ひろ子先生のメニュー講座は終始なごやかに進みました。先生のレシピは台湾、韓国の家庭料理を取り入れ、バラエティに富んでいるのが特徴。子どもたちに人気のごはんメニューはビビンバ、ということもあり、『モヤシごはん』の説明に真剣に聞き入る参加者の方が目立ちます。
「まずはお家で試して、よかったら給食現場でアレンジしてみて」と堀江先生。『イワシの千草揚げ』では「野菜がツンツンしている方が子どもは喜ぶんです」とコメントしてくださいました。現場感覚に即した説明が会場の共感を得ていたようです。実食&感想タイムでは「切り干し大根オムレツの食感は子どもたちにも人気が出そう」という参加者の言葉が印象的でした。

カレー、混ぜごはん、炊き込みごはんという米飯レシピを紹介してくださった浜内千波先生。米飯を軸にした献立のバリエーションを考えている参加者の方々に好評でした。
「人間の体の塩分濃度は0.9%ですから、これを覚えておくとメニューの軸になりますよ。1合で大さじ一杯の薄口醤油が基本です」
「食材が本来持っている“うま味”に注目しましょう」
 と、浜内先生は様々な視点から献立構成にアドバイスを送ります。さらにタマネギ、ニンジン、トマトなどグルタミン酸を多く含む食材をずらりと紹介。だし、スープストックを使わずともうま味のきいたメニューができる、という先生の持論に、参加者の方々は一様にうなずいていました。