飽食が進む中で、子どもの心と体について心配なことが増えてきました。日本はこの40〜50年の間に食の環境、子どもたちの育つ環境も大きく変わっています。
昭和30年代。「戦後は終わった」ということで暮らしは少しずつ落ち着いてきましたが、まだ日本はつつましい時代です。
昭和40年代から昭和50年代の頭にかけて、多くの人は「ごはん+おつゆ+おかず」という日本型の食事ができるようになっていました。私たちが何世代にもわたって受け継いできた伝統的な食べ方です。
昭和50年代に入ってしばらく経った頃から、日本は飽食の時代に入ります。最初の頃は豊かな食の「豊食の時代」と言われていました。そのうち食べ物、グルメの情報もあふれて「飽食」の時代。さらに平成に入ると「崩食」の時代になります。
日本は世界でもトップクラスの消費社会になり、この20〜30年で日本人の食は大きく変わりました。
その結果が、生活習慣病の急増につながっています。糖尿病患者はこの10年で倍になり、全国で730万人もいます。もちろん、子どもたちの生活習慣病も深刻になってきています。 |