「私の心も身体も食べ物からできている。食べた物があなたよ、食べた物が私よ」。これは安藤昌益の「食は人なり」ということです。そういったことを子どもにどう教えたらいいんでしょうか。
平成17年の6月に食育基本法が参議院を通過しました。これは結構難産でして、4年もかかりました。今、私は小泉純一郎首相を議長とする食育推進会議の専門員を務めております。会議は、第1回目から実にいろいろな意見が出ております。日本はこれから体育以上に、食育に力を入れていくと思われます。
さて皆さん、1月17日がおむすびの日だということを知っていますか? 知っている人は少ないですよね。それもそのはずです。どの新聞を読んでも食のページがありません。スポーツ欄は3〜4ページもあるのに、おかしいと思いませんか?私がこういう運動をやらなきゃ!と思ったのは、大学を出てニューヨークタイムズに入ってから。そういう、日本での食の軽視に気がついたんです。なぜ栄養学博士がいないのか、という問題もあります。世界一の長寿国・日本で、なぜ食が重視されていないのでしょう。そういった身近な問いかけから始めていくのが「食育」なのです。 |